スポットビジョンスクリーナー

・Welch Allyn社のスポット ビジョンスクリーナーは、6か月以降の乳幼児から成人を対象に、近視、遠視、乱視、不同視、斜視、瞳孔不同などの視機能異常をスクリーニングするための医療機器です。

・視力を測定する機器ではありません。

・両眼を同時に1回の検査でスクリーニングします。器械を視るだけ、数分で完了します。痛みも何もありません。

・日頃、目に関して気になっている方はご相談ください。

・感度は高い(見落としは少ない)のですが、特異度が低い(本当は正常なのに異常と判定してしまう)ため、再検査になることがあります。

・異常が疑われました際には、眼科専門医にご紹介をさせていただきます。

・Welch Allyn社より「弱視」に関する動画が公開されていますのでご参考にしてください。

参考資料

乳幼児健康診査に携わる医師、保健師、看護師等のスタッフが参考にするマニュアルを以下に引用させていただきました。

6.感覚器の異常

 6.1 視覚の異常

1)新生児期に注意すべき眼科疾患 

新生児の視力はおおよそ 0.01〜0.02、生後2か月頃から急速に発達し、3歳で0.5 以上の視力となる。成人と同じレベルに達するのは8〜9歳である。

視力の発達途上で感受性の高い0〜2歳に起こる眼疾患は、発見が遅れると視力予後不良となる。

先天白内障、先天緑内障、先天眼底疾患、網膜芽細胞腫は、頻度は1〜2万人に1〜3 人と少ないが、早期に発見したい重症眼疾患である。

先天白内障は視覚刺激を遮断するため、両眼性は生後 10〜12 週以内、片眼性は生後6週以内に手術治療を行って、速やかに屈折矯正(眼鏡・コンタクトレンズ装着)と弱視訓練を開始しないと良好な視力は望めない。

先天緑内障は早急な手術治療を行わないと、角膜混濁や視神経障害が起こり重篤な視力障害をきたす。

先天眼底疾患には網膜剥離へ進行して失明する疾患 があり、早期の眼底検査と治療が視力予後を左右する。

2)診察項目 

視診:異常徴候の検出 

3)所見の取り方 

ペンライトを使用して瞳孔反応をみる。続いて外眼部・前眼部を注意深く診察する。 

白色瞳孔(瞳の奥が白い)、羞明、流涙、充血、眼球の大きさの左右差、瞼の異常、瞳孔の形の異常、角膜混濁、瞳孔領白濁などの異常所見があれば眼疾患が疑われる(表 2-3 コラム3参照)。

4)判定と対応 

視診にて異常所見のある児は、早急に眼科での精密検査をすすめる。 

参照:日本視能訓練士協会


平成29 年度子ども・子育て支援推進調査研究事業 

乳幼児健康診査のための「保健指導マニュアル(仮称)」及び 「身体診察マニュアル(仮称)」作成に関する調査研究 

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター (平成30年3月)

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